バハイ・トゥルヤンのはじまりは1987年。フィリピンの首都、マニラのマラーテ地区で、ストリートチルドレンが増え続けている状況を受け、活動をはじめました。

 

 

最初に行ったのは、子どもたちが水浴びや休憩をしたり、食事をとったり遊んだりする居場所「ドロップ・イン・センター」を運営することでした。

 

 

けれども、センターを訪ねてきた子どもの多くは、路上で寝泊まりをしている子どもたちであったことから、すぐに居住ホームの運営に踏み切ることになりました。

 

 

どうしたらより効果的に路上の子どもたちを支援することができるだろうか?試行錯誤したのち、バハイ・トゥルヤンは、子どもから子どもに働きかけ、指導する、「child to child」アプローチを用いた、オルタナティブ教育を始めました。

 

 

この方法は、子どもたちを活動に引き込み、一緒に作業を進めていくうえで、非常に効果を発揮しました。

その後、10年間で、バハイ・トゥルヤンは、さまざまなオルタナティブ教育を行い、1999年にはケソン州に居住ホームをオープンさせるなど、緊急避難ホーム、居住ホームの充実にも取り組んできました。

 

2003年、バハイ・トゥルヤンは、ラグーナ州、ビクトリアのキボ・チルドレンズハウスのパートナーとなり、その経営を引き継ぎました。「夢の実現」プロジェクトと名づけた、事業計画を立て、子どもの居住ホームのほか、有機農園の運営、研究事業を始めました。 

2005年、バハイ・トゥルヤンは、ケソン州、サンアントニオの子どものセンターを正式にオープンしました。このセンターは、三つの家庭的な雰囲気の家と、二つのグループホーム、レクリエーションルーム、ダイニングルーム、トレーニングセンター、有機農園を備えています。

 

 

 

 

2006年には、新しい活動へと踏み出しました。青年グループグループPILAKPinagIsangLakasngKabataan・つながる若い力の意)を編成し、子どもの周りで起きている問題に焦点をあてた、アドボカシー(権利が守られるように社会に広く呼びかけること)を行いました。

 

2008年には、多くのNGOの先頭に立って、第一回ストリートチルドレンフェスティバルをマニラで開催しました。また、この祭典と並行して「Sagip or Huli」(救助、それとも逮捕?)を2009年に発行しました。これは、カラオカン、マニラ、パサイ、ケソンシティで政府が行っているレスキュー・オペレーションの実態について調査したもので、フィリピン国内で子どもの権利に対するアドボカシー運動を盛り上げることとなりました。

 

 

2010年には、「Seed of Change」プロジェクトをスタートさせました。これはマニラ、ラグーナ州、ケソン州、三つのバハイ・トゥルヤンの周辺コミュニティで啓蒙活